黒旗事件(銀座事件)80年

 
 発端は演説会への官憲による暴圧。その後デモの過程で銀座の商店のウィンドゥが破壊され警察官が軽微な負傷をしたというのが官憲の「事件」化。
 問題はその時点では治安維持法を適用できなかったが、後に朝鮮テグの真友連盟への弾圧において、黒色青年聯盟に参加していたことが治安維持法違反につなげられるという官憲のフレームアップ攻撃が行われたことである。[関連データは下記URLを参照]
<黒色青年聯盟は1月31日午後6時半より芝協調会館で第一回の演説会を開催>
<東京地方に散在する無政府主義団体の最初の会合であった。会する者七百有余>
<二流の黒旗の下には6つのスローガンが挙げられていた>
<40数名の弁士はこのスローガンによって熱弁を振ったその殆ど大部分はお極りの弁士「中止」>
<自然児の深沼君は、紙製のバクダンを壇上にたたきつけて検束、同横山君は私服警官と論争して検束>
<斯くして横暴なる官権の圧迫の下に、遂に午後9時散会するに 余儀なかった>
<然しながら一つの行動は数万言の議論にも優る。会衆は街頭へ出た。黒色青年連盟と染めなされた黒旗は高く頭上に翻って銀座へ!!銀座へ!!>

http://www.ocv.ne.jp/~kameda/anarchism-news-kurohata.htmlアナキスト活動と弾圧[黒旗事件]>
http://d.hatena.ne.jp/ichigaya/20060131アナキストたちの記憶>