2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『続わが文学半世紀』1920年12月10日「日本社会主義同盟」への加盟、「私の生活は変わった」「7月9日、堺利彦、山川均、山崎今朝弥、名前をつらねた勧誘状が送られてきた」「中央執行委員」「加藤一夫の自由人連盟に入る、中浜鉄と知り合いになる」22年9月末か10月鵠沼の家へ中浜鉄が来る、皇太を狙う組織を作る話

エロシェンコ、那須温泉、和田久太郎、大杉栄の告別式、1924年1月10日、丹沢地震、中浜の朝鮮での爆弾の入手、173頁古田の笹塚来訪。一月も終わりに近い日、朝鮮から戻り東京駅についたばかり、江口と古田大次郎との会話「摂政の宮をやる話」 174頁「やりそ…

第三章 関東水平社の沿革と全水の分断

一 初期水平社創立と世良田事件 「関東水平社」結成の源泉となったものは、ふたつあって、ひとつは、全水の栗須七郎が、全水創立の年、オルグの目的で、群馬県[]に住む、独学力行のひとで、十六年間、県内、東京、山梨などで教員、校長を歴任、教職をしりぞ…

「二十六日夜半」金子文子

其の或る点とは他でもない。私が予審廷での自身の陳述の一部を今日公判廷で覆した箇所です。が其れに先立って云って置きたい事は、前に言った言葉も私自身の言葉であり、今云ふ言葉も私自身の言葉である。が而も其の二つの言葉は異って居る。だが其れは共に…

宮崎晃の著作『差別とアナキズム──水平社運動とアナ・ボル抗争史──』より第一章 木本凡人とアナ系未解放部落運動の胎動──水平運動の関西先駆者──

第二章 平野小剣の行動と限界──平野小剣アナキスト説の誤謬── 一 深川武による水平運動の分類 二 平野セクトの成立と衰退 三 平野小剣と自伝『水平運動に走るまで』 四 小剣を訪れた社会運動への転機 五 平野アナキスト説の誤謬 六 信友会における普選派の消…

『続わが文学半世記』「新日本文学」に書き出す。江口渙 えぐち かん [本名 えぐち きよし]

1887年7月20日-1975年1月18日 東京麹町生まれ。作家、文芸評論家。「大正」の始まりと共に文壇登場、社会派としての作家活動に収まらず、古田、中浜たちの「テロリズム」にロシア・ナロードニキや大逆罪で処刑された管野すがたちを想い、側面から支援する。…

宮崎晃の著作からのメモ。

「抹殺社」1921年1月結成、久保田順、加藤昇は平野小剣らの「立憲労働党員」。『労働運動』1921年3月20日第七号、「抹殺社一味」<2,3ヶ月前から大道で呼売りしていた『大眼目』という小冊子を見ると、かれらの主張がわかる。それは、一種の国家社会主義だ。…

「やまなし金子文子研究会」の定例会。

中濱鐡に関する資料集を『トスキナア』別冊として刊行します。5号の発行が4月、その後になります。限定部数。予約募集中。予価3,000円。他のペンネーム、中浜哲、中浜鉄、浜鉄。本名は富岡誓。

[参考資料] 第73条から第76条まで==1947(昭和22)年削除 第73条 天皇、太皇太后、皇太后、皇后、皇太子又ハ皇太孫ニ對シ危害ヲ加ヘ又ハ加へントシタル者ハ死刑ニ處ス 第74条 天皇、太皇太后、皇太后、皇后、皇太子又ハ皇太孫ニ對シ不敬ノ行…

この数日で昨年11月から抱えこんでいた原稿に7割りがためどがつきます。

1928年2月20日、和田久太郎、秋田刑務所独房で縊死。墓碑は明石市鍛冶屋町の浄土宗浜光明寺。(松下竜一『久さん伝』による)

2006年2月20日の記事http://d.hatena.ne.jp/futei/20060220

転載。コーディネータの方からお知らせを頂きました

2006 年に入って、「テロの未然防止」を名目とした指紋復活の「改悪入管法」が成 立し、また「教育基本法の改悪案」が国会で強行採決され、「外国人雇用報告制度」 の導入や、「外登法の改悪案」「国籍条項付き人権擁護法案」も2007年通常国会に準 備されて…

昨年11月、韓国の「真実と和解のための過去事整理委員会」のメンバーが来訪した。先行したのは委員長をはじめとした幹事メンバーで委員会の活動の周知と協力要請が行われ、在日コリアンを中心として人権問題、歴史研究に関わっている十名あまりの人たちと懇談の場がもたれ私も出席をした。当日は日本語に翻訳された委員会の概要が資料として配布された。そして数日をおいて調査グループも来訪し具体的に調査協力のための文献を提供した。同委員会は資料によると、委員会は韓国政府の組織であるが大統領所属ではなく独立した国家機関であり四年を活

略称は「真実和解委員会」。05年5月に国会で制定された「真実と和解のための過去事整理基本法」<法制定過程に関しては『韓国の「過去清算」とは何か』というタイトルで 藤永壯(ふじながたけし)氏が『情況』05年10月号に論文を掲載>に基づき、05年12月か…

1924年2月1日。金子文子 第四回被告人訊問調書

「問い 朴は朝鮮独立運動者では無いか。 答 如何なる朝鮮人の思想より日本に対する叛逆的気分を除き去ることは出来ないでありましょう。私は大正八年中朝鮮に居て朝鮮の独立騒擾の光景を目撃して、私すら権力への叛逆気分が起り、朝鮮の方の為さる独立運動を…

黒色青年聯盟の準備

≪黒色青年聯盟に関する調 警保局保安課≫ 一月二日牛込区横寺町芸術倶楽部、近藤憲二外十九名の無政府主義系の者集合し…無政府主義系青年同盟を組織すること全国同志団体に加盟勧誘状を発すること等を協議せり。一月九日更に同所に於て、第二回会合を催し各団…