2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「先生(幸徳秋水)は新宿署へ、私は警視庁に喚ばる、新聞紙法改正に就て詰らないお達しを受ける為めなり」 『自由思想』第二号「ぬきが記」管野須賀子
快晴の朝、布施弁護士の話、山田君、小西武夫君、伊藤孝一君新谷與一郎君、『関西労働者』」
△十一時頃○君と×君を又調べる、×君大に憤慨して荷物の風呂敷包を押拡げ、冷罵嘲笑二人の巡査を顔色無からしめて悠々去る…… △此数日来数人の同志の苦心惨憺たる活動は到底筆紙に尽し難し「口より耳に」以外は沈黙、日本も露国化する 『自由思想』二号 「ぬき…
詩の一部、クロニクルは『萩原恭次郎の世界』を参照してください。
印刷所で刷り上り、取りに行く(管野須賀子 二号「ぬき書き」より)活字上の発行日は5月25日
「今日は曇天、降りそうだ、まだ呼びに来ぬ」「何だか死刑場に呼び出される気持ちを小さくしたような気持ちがする」<午前7時> 「一日で全部の<東京に於ける全部>の事実調べを済ませて、夕刻帰って来た」 「裁判の感想、和田君の熱弁もうれしかった...感…
前夜来抜目なく支度してマンマと警戒の眼を眩まし、雨の中を先生と校正に行く△校正刷りの裏に赤インキで「壮哉、吹き倒す起る吹かるる案山子哉」と書いてあった。ああ此処にも隠れた味方があると嬉しく思ふ△門に貼った「幸徳」と「平民社」の名刺を持去った…
短歌二十一首、布施弁護士の話、大阪の事件は全部公開禁止、検事は富岡、河合、小西、小川、内田、茂野の六君に死刑求刑、「死ぬのは僕一人だけではなく、友人も一緒だと知ると、淋しい喜びを感ずる」243 千住の「三色の家」 (仲間との思いでの場所) せめて…