2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
判決後4日間…このごろの彼等への差入は、朝鮮からはるばる出てきた晋直鉉弁護士が食事の全部を負担し差入ているが、朴は朝は牛乳1合にパン1片、昼は三十五錢の弁当、夜は官弁という質素な食事に反して、文子は朝は鶏卵2つに五十錢弁当に特に許されて菓子が添…
九時十二分被告両名が文子を先に入廷する、文子は矢がすりの銘仙の袷にすゝき模様のメリンスの羽織、束髪をダラリとくづし金ぶち眼鏡の奥からうるんだひとみをキヨロつかせてゐる、朴は白リンスの朝鮮平服、ピカピカする頭髪をトンボのやうに真二つに分けて…
被告朴準植は日韓併合の真相を解せず被告金子文子は矯激なる偏見に囚はれ肯謀りて畏くも皇室に対する大逆事犯を企画し因て以て光輝ある我国史に一大汚点を印したる其の罪責は極めて重きものと謂はざるべからず法律に照すに被告両名の前示すの如く皇室に危害…
「春三月縊り残され花に舞う」 の句を読む
http://journalist-net.com/home/07/03/19/004345.php 最後に、栗須顕彰碑について付記しておこう。栗須の顕彰碑が、没後40年以上にわたって、計 6 基も熊野の結界を示すかのように建立された、……栗須の顕彰碑は、もう 1 基ある。那智妙法山阿弥陀寺境内にあ…
本文中より一部紹介<本書の表題デザインのこと。黒地に白抜きで表した「水平の行者」という文字は、活字ではなく手書き文字である。その原型は、幻の初版広告デザインをなぞったものである。その広告は、朴烈(パク・ヨル)・金子文子主幹雑誌『現社会』(1…
写真:朝鮮衡平社機関誌『正進』1929年5月
2006年度日本大学人文科学研究所共同研究「近代東アジアにおける文学・演劇・映画の交差をめぐって」 監督自身の発言。 「郭亮吟監督、家族史、アルミ製の釜、鍋を祖父が日本の飛行機の材料を買い取り台湾で生産していた。98年アメリカに留学、故郷への思い…
廣畑研二「ジャーナリストネット」 http://journalistnet.com/home/07/03/12/005947.php 2007年03月12日掲載。 ●同時代の対検閲闘争 本書で明らかにした、栗須による対検閲10年闘争史は、個人史研究という成果にとどまらず、水平運動史研究そのものを見直す…
2007年03月11日「ジャーナリストネット」掲載http://journalist-net.com/home/07/03/11/075724.php●偽りの声は大きく真実の声は小さい ただし、戦後研究者の中でも、1 人だけは名指しで批判しなければならない。北川鉄夫である。北川は、戦前期にプロレタリ…
2006年度日本大学人文科学研究所共同研究 「近代東アジアにおける文学・演劇・映画の交差をめぐって」 「ドキュメンタリーフィルム上映と監督講演」のご案内 今年度共同研究の一環として,以下の日程で台湾の歴史や社会を扱っ たドキュメンタリーフィルムを…
http://journalist-net.com/home/07/03/10/011031.php 上記ジャーナリストネットには写真=「水国奈良県警察部」ー水国争闘の予審終結後にまとめられた奈良県警察部の調書 1997年警察庁移管もアップされています。アクセスを。 冒頭引用「● 2 つの発見。警察…
20世紀の証人 カール・米田 廣畑研二 資料 『シムーン』『熱風』目次・解説 大和田茂香具師と社会主義運動考ノート その四 猪野健治日本の初期エスペラント運動と大杉栄らの活動2 手塚登士雄巴金とエマ・ゴールドマン 2 山口 守ルイズ・ミシェル訪問 上 堀…
「戦争は解決策にならない」「唯一の良かった戦争である独立戦争でも、混血の人たちや先住民の人命が失われた」と語る。 安倍と首相官邸で会談、「ボリビアは日本のような大国ではないが、似た点もある。人々が手に手を取って平和に生きる社会。そういう観点…
●警察資料の探索 さて、水平運動初の発禁文書『水平社とは何か』は、未だに原本が出現しないけれども、テキストは辛うじて残されていた。内務省警保局調書に、発禁リーフレットの本文…続きは「ジャーナリスト・ネット」にアクセスをしてください。
栗須研究を思い立って鄭承博(チョン・スンバク)先生にインタビューしたのは、7 年前のことになる。戦時下の大阪西濱で、朝鮮人少年を擁護・育成した寺子屋「水平道舎」がなにゆえに存在しえたのか?全国水平社はおろか、あらゆる社会運動が閉塞させられた…
下記ジャーナリストネットのサイトには写真もアップされています。1923年秋撮影、撮影地 大阪西濱 左:筆禅の書仙 横山雪堂、右:水平の行者 栗須七郎 横山筆「神人不二」(神と人は二つならず) ●狭くて遠い道を歩むべし http://journalist-net.com/home/ca…
<自我人社発行の金子文子氏著『獄窓に想ふ』は印刷中差し押さえられ発売禁止さる> <昨年六月静岡県知事官舎放火事件の関西黒旗連盟員植田増吉は懲役二年の判決、関谷、林両君は無罪で一月十七日出獄した。> <千葉野戦重砲兵隊に苦役中の小澤一君は台湾…
1925年10月「全水青年聯盟」第一回協議会開催、京都の全水水平学校講堂 1926年8月28日全水有志大会現神戸市で開催(部落問題研『水平運動史の研究』年表篇) 1926年10月「全水解放連盟」の創立(「大原労働年鑑説」)宮崎「人によつてはこれが創立準備会ではなく…