2007-02-26から1日間の記事一覧

第三章 関東水平社の沿革と全水の分断

一 初期水平社創立と世良田事件 「関東水平社」結成の源泉となったものは、ふたつあって、ひとつは、全水の栗須七郎が、全水創立の年、オルグの目的で、群馬県[]に住む、独学力行のひとで、十六年間、県内、東京、山梨などで教員、校長を歴任、教職をしりぞ…

「二十六日夜半」金子文子

其の或る点とは他でもない。私が予審廷での自身の陳述の一部を今日公判廷で覆した箇所です。が其れに先立って云って置きたい事は、前に言った言葉も私自身の言葉であり、今云ふ言葉も私自身の言葉である。が而も其の二つの言葉は異って居る。だが其れは共に…

宮崎晃の著作『差別とアナキズム──水平社運動とアナ・ボル抗争史──』より第一章 木本凡人とアナ系未解放部落運動の胎動──水平運動の関西先駆者──

第二章 平野小剣の行動と限界──平野小剣アナキスト説の誤謬── 一 深川武による水平運動の分類 二 平野セクトの成立と衰退 三 平野小剣と自伝『水平運動に走るまで』 四 小剣を訪れた社会運動への転機 五 平野アナキスト説の誤謬 六 信友会における普選派の消…