1925年4月14日 古田大次郎「獄中手記」■「自分は可成女性的な心を持つてゐる。それも、良い所を持つてゐるのでなくて、厄介な事には、悪い所計り持つてゐる。だから不思議はない。

■我等の仲間とゴロゴロするやうになつてから、…中濱と僕とは違つてゐた。村…木君や新谷君は綺麗好きだつた。蛇窪の家なぞは、二人がゐる時はよく拭掃除してくれたものである。. …4.14
■「畑の菜が雨でよく伸びた。みんな元気のいゝ花を付けてゐる。あれなら外のと比べたつて負けはしない。4.14