1925年4月22日。古田大次郎獄中手記「一週間も入浴しない。中濱に話したら、中濱は湯好きの男である」 199

村木君に留守を頼んで 200
お副食物は村木君の大好きなショウガの這入っている福神漬である。村木君はこれが大好きで好く買って来た、これだと飯が余計食べられると言って子供のように喜んでいる、
和田君が一日の昼に来た 200
村木君と僕がと窓に 201
村木君と文芸論を戦はした。村木君は大いに長谷川二葉亭を賞めた「浮雲」が話題に上つた時である。201
倉地、和田君の事、逮捕された事、前日から警視庁に張られていた事、202
4月22日「しかし、ニヒリストは完全を認めない。」