2007-06-18から1日間の記事一覧

古田大次郎獄中手記より。1925年6月18日。

公判の時、和田君に何か書いてゐるのかと訊いたら、ウン、だが何も書く事はないぢやないかと笑つてゐた。新谷君や倉地君も同じやうな答へをする。して見ると僕だけか知ら、下らぬ事をゴタゴタ書くのは。かう思つたら恥づかしくなつた。 確かに下らぬ世迷言だ…