2007-07-06から1日間の記事一覧

古田大次郎獄中手記より。1925年7月6日。

今日も曇り。 陰鬱な日だが、その割に淋しくもなく憂鬱も感じないる。軽い心である。 唯、平凡が厭になつた。月日が惜しい。一つ創作でもして見ようかと思ふ。 僕の過去の、何所を切り離したら理想に叶つた物が書けるか、選択に迷つてゐる。 三行未入力 鳩の…