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『中濱鐵 隠された大逆罪』購入をお願いします!!──アナキスト詩人 中濱鐵の詩作と公判陳述──
仮題、予価三千円 100頁 六月刊行 廣畑研二氏発掘「史料」トスキナア編集委員会刊行

80年間、埋もれていた中濱鐵の大阪控訴院陳述が今、あきらかになる

中濱鐵が「四日にわたつて供述した」「控訴審では陳述するものと思はれたが果して二十八日の公判では驚くべき内容を陳述したらしく、さてこそ一審検事その他思想取締関係官憲の傍聴となり連日開廷となつたものと思はれる」「一審の際一語も語らなかつた中濱はおそるべきことを数日に亘つて申立て、検事は中濱、河合、小西に死刑(中略)を求刑し(後略)」〈大阪控訴院当時の新聞報道より〉
<中濱鐵控訴院公判調書124丁が刊行される意義>
「〈刑法七三条〉大逆罪の研究分野では新たな史料になり当時の治安維持と弾圧の研究に不可欠な文献。別途に予審調べをして震災後でいえば三つ目の大逆罪として喧伝するよりも、なぜ早くに解明できなかったかという失態を覆い隠し、銀行員刺殺の示唆で極刑にした方が、ギロチン社の政治性を無化することも含めて、メリットがあると判断。もし、予審でこの「陳述内容」を述べていたら、大逆罪を適用するしかない。」
主目次
★中濱鐵公判陳述 解説(廣畑)資料1中濱鐵大阪控訴院公判陳述 資料2警視総監申通報         
中浜哲