2006-02-22から1日間の記事一覧
秋田からの書簡 大正十五年二月十一日 一月十三日附貴翰十八日拝見。お察し通り、始めは雁の如く、次に鶴の如く、時経っては麒麟の如く、大いに伸首して待てり。しかも披見に及んで、僕よりの依頼せし事情の為に遅れたるを知り、恐縮、大恐縮、首は忽ち亀の…
望月桂、近藤憲二の二人は昼一二時ニ〇分に秋田駅着。 以下、小松による和田死去の日の状況が述べられている。「和田の急死は秋田刑務所の記録では監房にて午後七時に縊死(自殺)となっている」「二月二〇日は雪で明け、雪で暮れた。朝方には氷霰も舞った。一…