2006-04-03から1日間の記事一覧

詩≪珈琲店 酔月≫萩原朔太郎

坂を登らんとして乾きに耐えず 蹌踉として酔月の扉(どあ)を開けば 狼藉たる店の中より 破れしレコードは鳴り響き 場末の煤ぼけたる電気の影に 貧しき酒瓶の列を立てたり。 ああ この暗愁も久しいかな! 我れまさに年老いて家郷なく 妻子離散して孤独なり いか…

1908年4月3日両毛同志会が佐野町の大雲寺にて開かれる。

大杉栄、山川均が東京から講演に訪れる。田中正造も参加。