1924年3月30日

中浜哲逮捕される。活動資金確保のため、大阪に戻った中浜は、リャクを行い、実業同志会事務所から出たと ころを恐喝犯として伊藤孝一と共に逮捕される。倉地、逸見吉三も同行していた」

小松隆二の調べによると実業同志会事務所は「大阪市西江戸堀南通り一丁目、大日本紡績連合会の建物内」ということである。実業同志会の会長は鐘紡社長の武藤山治。中浜は大阪に3月26日に戻り逸見吉三宅を経由地にして同志と連絡をとっていた。理事の森本一雄に資金要請をしていた。26日にも中浜は同志である伊藤孝一と天王寺公園であい実業同志会に出向いている。