同一地域で所用が二つ重なり、本郷へ出向く。

本郷通り、とくに東大前のこの数年の空き店舗が相変わらず埋まっていない。古書店跡、珈琲店跡…。幾つかの古書店は続いている。十年近く前にあった学生向け食道も閉店したようだ。菊坂から文京区の中央図書館という位置づけの真砂図書館に向う。文京区は第三セクターに図書館業務を委託したとしばらく前に聞いている。表向き利用者へのサービスは変わらず、人件費から合理化ということ。図書購入予算も削れているのだろう。従来から重点にしていた地域資料は充実している。「大正」記の陸地測量図一綴りが所蔵されているので必要部分の複写をとる。「かねやす」前を通り丸の内線「本郷三丁目」駅へ。次の目的地は皓星社が位置している阿佐ヶ谷。[南阿佐ヶ谷」駅まで230円の料金。三十数分もかかった。都心の地下鉄を長く乗ったのは初めてか。皓星社は「南阿佐ヶ谷」駅が近い。JRの阿佐ヶ谷駅に至近であれば、地上を走るJRを乗り継いだのだが。