2006-02-26から1日間の記事一覧

<二十六日夜半>金子文子 『朴烈・金子文子裁判記録』黒色戦線社

「〈自分は今斯うやりたいから斯ふやる〉これが、私にとって自分の行為を律すべく唯一つの法則であり命令です。もっと判り易く云ふと、私の行為の凡ては〈私自身さふしたいからさふする〉と云ふ丈の事であって、他人に対しては〈さふせねばならん〉とも〈さ…

1926年2月26日金子文子、朴烈の大審院公判が始まる。

金子文子はその日の夜、公判で主張した内容を整理し執筆する。翌27日の公判において読み上げ、書面として提出。 <二十六日夜半> 金子文子 「昨日云った或る点に就いて、其の意味がよく解り兼ねるから改めて書いて来て欲しい、と云ふ風な注文を書記さんから…