2006-01-20から1日間の記事一覧

後藤謙太郎

<病める労働者の歌> 『労働者』2-7 1923.8.10掲載 二年前 巡査に蹴られた靴跡が 今も眞黒に残つてゐるぞ 背中には坑夫時代の 傷のあと 足に眞黒き巡査の靴あと 奴隷から ぬけ出ることを考へろ 必然などゝ済まして居れるか 友や師と 親兄弟とも戦へり こん…

小説「彼と彼の内臓」江口渙 2月2日書込み

≪同時代の作家に描かれたアナキスト≫[近藤慶太郎というアナキストは何処に] 執筆テキスト 江口渙の「彼と彼の内臓」は特異な小説である。短編の中で遺体解剖と内臓の描写が大きな比重を占めている。アナキスト詩人、後藤謙太郎が一九二五年一月監獄内で死亡…

新聞報道<後藤謙太郎の死> ★2月2日書込み

東京日日新聞 1925年大正14年1月28日 写真 主義者の母の涙 ■獄死した後藤謙二郎<註 原文のママ>の死因に不審をいだいた労働運動社同人及び実母ふじ等の要求により雑司が谷の巣鴨刑務所に埋葬したのを廿七日午前八時二十分発掘した、労働運動社の武田、布留…