アナキズム運動史
<革命の研究5>大杉栄 <編集室から>「パンフレットが飛ぶように出て行く。『青年に訴ふ』八千部刷り『革命の失敗』は五千部刷ったのが、どちらももう殆どない…二十三日 栄」 <独裁と革命 無政府主義革命に就いての一問答> 大杉栄 <労農ロシヤの承認> …
野澤重吉肖像 大杉栄による野澤重吉への献辞 左頁 大杉栄による野澤重吉への献辞 拡大 『労働運動の哲学』カバー 『労働運動の哲学』表紙 『労働運動の哲学』大杉栄「自序」1頁 『労働運動の哲学』大杉栄「自序」2頁め3頁 『労働運動の哲学』大杉栄「自序」4…
新山は金子に『労働者セイリョフ』を貸し、ベルグソン、スペンサー、ヘーゲルや、ステイルナー、アルツィバーゼフ、ニーチェというニヒリズム傾向の思想も伝える。22年11月肺病のため、母、妹二人と別生活を余儀なくされ、本郷区駒込蓬莱町18<当時の労運社…
時 九月十六日午後六時 所 労働運動社 費 拾銭 労働運動社」
心配する事もなし、悲観する事も恐がる事もないから、別に頭の疲れる訳がないのだが、十日からこの方、晩は實際よく眠れる。いつもよりか眠たい位だ。変わった夢も見ない。過去のこれと言つて特別になつかしい事も出て来ず、家のものたちの事も出て来ない。…
『黒色青年』6号(1926年12月発行) 同紙に関しては以下のサイトがある。http://members2.jcom.home.ne.jp/anarchism/kokushokuseinen.html
同志諸君! 我等が常に、友人として、先輩として、且つはまた我等の有力なる同志として、相励まし相親しんでゐた大杉、伊藤の両君は倒れた。我等の運動の尊き犠牲として、遂に我等の戦線に倒れた。我等は両君の死によつて、まことに償ふべからざる大なる寂寥…
帰監後、予ての覚悟だつたから、宣告を聞いた後も、怖ろしい事も淋しい事もない。実に静かな気持ちだ。判決が思ひ通りだつた所為か、大変愉快だ。…今日は加藤一夫君が来てくれたので…仮監で和田君に会つた時、和田君は物も言はずに突然手を握つて「しつかり…
……夜になるとコツコツ 隠れ家の怪 上蛇窪の隠れ家は差配金子峰蔵から七月十五日から一月廿二円敷金三ヶ月分として借り受けたものであるが誰が住んでゐるのか近所の者には顔さへ見せなかつたが…。
「…何ぼ僕が空想家だつて、見す見す破滅に陥るやうな道には行きはすまい。」 古田大次郎、中浜哲、ギロチン社
宣言………自由労働者組合 綱領……… 規約………本同盟は、富川町部、花町部、三河町部、朝鮮部よりり成り当本部を深川区富川町21番地に置く。『労働運動』第7号 1922.9.10
「晴。運動場の隅に生えてる雑草──ほんの二、三本だが、その雑草が、雨の降る度に、眼に見えて大きくなる。」 山崎弁論批判「僕を真実に知り、そして愛してくれるならば、弱い僕に力を与えて安らかに死なせて貰ひたい。徒に生命を助けようなどと骨を折るのは…
幸徳秋水「翌日からの赤旗事件公判傍聴のため東京に戻る。同夜、豊多摩郡淀橋町柏木に住み平民社とする。熊本評論をやめた坂本清馬が住み込み、森近運平も合流」
「此の態を見て呉れ」烈生 「思ったこと二つ三つ」ふみ子 「東支線駐屯の日本軍」烈生 「ボロ長屋の二階から」金子文子 「朴烈から」 「朝鮮光州に印刷職工の罷業」烈 「栄養研究所所長佐伯博士に」ふみ子
金子文子の遺骨を盗去る追悼会がすんでからやうやく取戻された 31日栃木県栃木町女囚刑務所の共同墓地にて母親に引渡された朴烈の妻金子文子の遺骸は同地で火葬に附し母親きくおよび布施弁護士ら附添ひ東京府下雑司ヶ谷の布施弁護士宅にひとまづ引取り警視庁…
「外へ運動に出た時、つくづく生きて居たいなと思ふ場合と、さうでなく、案外生に冷淡な場合と二つある。今日は何故か、大変、生きている歓びを感じた。…僕はいつまでもいつまでも、この美しい世界に生きていたくなつた。矢張り、僕は朝より夕方の方が好きだ…
「卅日午後三時四十五分赤羽発列車で同七時栃木町に着いた文子の同志 栗原一雄、古川時雄及び実母きく、布施弁護士、馬島医師等が前田支所 長に死体引取の交渉をしたが埒明かず同夜十時布施、栗原、古川の三氏 は自動車を宇都宮市に駆つて吉川同刑務所長に重…
「僕は労働組合が堕落の傾向があるからといって、その力なり、意義なりを軽視するのは大反対だ。それが堕落に向ふやうなら、猶更らその運動に向つて力を尽さなければならないと信ずる。……」「……あき足るものは自ら創造して行く他にないよ、実行と経験の真ん…
新聞報道は八日後にされた。7月31日 『京城日報』大逆犯人朴烈の妻刑務所で自殺す《東京電報》■二重橋事件の大逆犯人として死刑の宣告を受け聖恩に浴して刑一等をを減ぜられ無期懲役に処せられた朴烈の妻金子文子(二五)は栃木県栃木町所在の女囚収容所なる…
金子文子、予審請求書訊問調書(第1回)1925年7月18日市ヶ谷刑務所、刑法第73条の罪並爆発物取締罰則……大審院特別権限に属する被告事件予審掛東京控訴院判事立松懐清……二問 年齢は。答 御役人用は二十四年ですが自分は二十二年と記憶して居ます。併し本当の…
後藤謙太郎逮捕される。金澤九師団への外出兵士へ軍隊宣伝不穏ビラを撒いた件
大杉栄より伊藤野枝宛書簡 「……うんと喧嘩でもして早く帰って来るがいい。その御褒美には、どんなにでもして可愛がってあげる。そして二人して、力をあわせて、四方八方にできるだけの悪事を働くのだ。それとも、この悪事をあと廻しにして、叔父さんの言う通…
金子文子・朴烈に対する刑法73条、爆発物取締罰則、予審終結決定
「僕は近来日本に労働問題が盛にやかましくなって来る原因及労働問題が日本政府資本家是等の御雇の学者などの問題に叫ばれて居る之が最近一年以来の話である日本の労働問題が叫ばれて来たのは十年二十年にもなるが真に労働問題を叫ぶ様になったのは実に昨年…
獄中での読書 「クロポトキン『無政府主義の倫理』『無政府主義概論』『無政府主義と共産主義』『裁判と称する復讐制度』マラテスタ『無政府』ロラー『総同盟罷工』『パンの略取』マラトウ『無政府主義の哲学』」堀宛手紙、巣鴨監獄